2in1タブレットの革命児
「廉価版ノートパソコン」というイメージがあるChromebookだが、Webページや動画の閲覧、Gmail・Googleドキュメントの作成などブラウザベースの利用であれば十二分に活用できることが徐々に浸透してきており、WindowsOSのノートPCと比較しても圧倒的に安価であるため人気が出てきている。
その中でもタブレットとパソコンの両方の用途で利用できる2in1タブレットの筆頭といえば、Lenovoの「IdeaPad Duet Chromebook」だろう。このマシンの登場がChromebook人気を後押ししたといっても過言ではない。
Chromeboookの特徴である起動や動作の速さはもちろん、キーボードを外せばタブレットとしても利用できるため多様な局面で使用することができる。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookのここがすごい!
スリム、軽量、スタイリッシュ!
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookは10.1インチのコンパクトなタブレットで、マグネットカバーとフォリオカバーキーボードを外した本体のサイズは幅239.8×奥行159.8×厚さ7.35mm、重さはなんと450g!
WindowsOSの2in1タブレットであるSurfacePro7(タイプカバー無し)と比較してみる。
IdeaPad Duet | SurfacePro7 | |
幅(mm) | 239.8 | 292 |
奥行(mm) | 159.8 | 201 |
厚さ(mm) | 7.35 | 8.5 |
重量(g) | 450 | 775※ |
SurfacePro7のほうが一回り大きいのだが、何といっても圧倒的なのはその軽さ。これでバッテリー駆動時間はどちらも10時間程度なのだ。移動や出張などの持ち運びでも重さを感じることなく、無充電で一日使える。
これまでのChromebookは黒系で武骨なデザインのものが多かったのに対して、背面のアイスブルーとアイアングレーのツートンカラーはスタイリッシュな印象を与え、角の無い丸みを帯びたデザインが手になじみやすい洗練されたデザインになっているのも魅力だ。
キックスタンド付きマグネットカバーはSurfaceを意識!?
PCとして利用する場合は背面にキックスタンド付きマグネットカバーを取り付け、側面にフォリオカバーキーボードを取り付ける。
キックスタンドの表面はファブリック素材で、中央のヒンジを調節することで画面の角度を調節する。
このファブリック素材、なんとなくSurfaceのタイプカバーに使用されているAlcantara (アルカンターラ)っぽい感じがしなくもない。あとキックスタンドの仕組みもSurfaceとほぼ同じ(Surfaceは外付けではなく本体にキックスタンドが付いているけど)。
逆に言えば使い勝手が近い分、安価でコンパクトな部分がより際立っているともいえるかもしれない。
性能はあくまでエントリークラス(低価格・初心者向け)だがコストパフォーマンスが良い
CPUは8コアのMediaTek Helio P60T、メモリー容量は8GB、ストレージは128GB eMMCで、同価格帯のタブレットとほぼ同等だが、動作が重く外付けキーボードが別売りのタブレットと比較すると軽快な動きでキーボードが標準で付いているIdeaPad Duetは非常にコストパフォーマンスに優れている。
ビジネスユースの機敏な動作やクリエイティブな作業には向いていないが、調べものや動画視聴、Googleドキュメントでの簡単な文書作成などには十分な性能と言える。
またフロントカメラが200万画素で、リアカメラが800万画素と第8世代のiPadと同水準で、スナップショット程度であれば十分な性能のため、自宅で家族の日常を撮影するのにはうってつけだろう。
結論:サブマシンとして魅力的な1台
コンパクトでスタイリッシュな外観。廉価版のタブレットより高性能で、WindowsPCよりも起動が早く軽快に動き、尚且つリーズナブル。
本格的な作業を行うメインマシンとは別に、常に手元に置いてサッと使えるサブマシンとしては非常に魅力的なマシンであると言える。
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